「一定の距離を歩くと途中で足がしびれて歩けなくなり、少し休むと治って歩けるようになる」という症状を、運動不足や老化のせいにはしていないでしょうか。
足がしびれても休めば良くなるからと放っておいてはいけません。
血管の詰まりが原因で、このように足のしびれや痛みが出る場合があるのです。
人間は30歳を過ぎたあたりから、動脈が弾力性を失い始め硬くなっていきます。
コレステロールなどが硬くなった動脈にたまると、血管の内側が狭くなります。
そうなると血液の流れが悪化します。
「動脈硬化」とはこの状態の事をいいます。
動脈硬化の起きやすい場所は、脳や心臓、腎臓などの動脈ですが、首や足の動脈にもみられます。
足の動脈に動脈硬化が起こって血管が詰まると、足のしびれや痛み、だるさ、冷えなどの症状が現れます。
これが悪化すると「閉塞性動脈硬化症」という病気になります。
閉塞性動脈硬化症は進行性の病気で、症状の状態によって4つに分類されています。
1期は、足のしびれや冷感を感じる状態です。
2期は、一定の距離を歩くと足のしびれや痛みで歩けなくなり、少し休むとまた歩けるようになる状態です。
3期は、安静にしていても足の痛みを感じる状態です。
実際には1期の足のしびれや冷感で病院の診察を受ける人は少ないので、ほとんどの人が2期の状態から治療を始めています。
3期〜4期まで症状が悪化してしまうと、足の切断をしなければならない場合があります。
遅くても、2期のうちには適切な治療を始める事が重要となってきます。
また、閉塞性動脈硬化症の患者は脳梗塞や心筋梗塞を起こす可能性が高いと言われています。
|